第2弾『プレイベント in 高岡』!
今週末、2/23(土)から3/1(金)まで
イオンモール高岡 1階 セントラルコートにて
第9回シアター・オリンピックス「プレイベント in 高岡」を開催しています!
(プレイベント in 高岡)
本企画は主に
・シアター・オリンピックスの上演作品や劇場などを紹介するパネル展示
・新たに制作した PR 動画の上映、ポスターの展示、チラシの配布
・広報サポーター 出張登録
・シアター・スクール in TOGA 出張受付
などですが、目玉は何といっても『衣裳の展示』!
今回は衣裳展示の舞台裏をほんの少しご紹介いたします。
(劇団SCOT 衣裳担当のMさん)
1月某日、我々事務局スタッフは、あるミッションで利賀入り。
そう、今回の目玉企画。展示予定の衣裳とマネキンの相性をチェックするために。
私たちの普段着の重さは1kg程度と言われていますが、展示予定の舞台衣裳は重いもので、その5倍もあります。マネキンによっては重さに耐えらない可能性も。また、マント等固定しづらいものもあって試着してみることに。
用意したマネキンは4体。
それぞれのマネキンに試着させてみます。
プラスティックの素材はツル んとしていて、衣裳がなかなか留まりません。
顔ありの布製ボディは衣裳の留まりが良いものの、関節が柔らかすぎて躍動感が出ません。髪と目が付いているものは衣裳と相性が合わず。そこで、顔有り布製のボディとし、できるだけ関節が固いものを調達する方向で決まりました。
とはいえ、衣裳は鈴木忠志先生が考案された俳優訓練法「スズキ・トレーニング・メソッド」で鍛え上げられた俳優が着用するため、モデル並みの華奢なマネキン(右)では、立体感が出ないことが判明。そこで、タオルをあてたり襦袢(じゅばん)を着せることになり、その日は終了。
そして、富山での展示準備の日。
登場したのがこの襦袢!
どうです? マネキン専用のオートクチュール…思わず感動。
この襦袢、もとはどんなものだったか分かります?
実は、布団の綿でつくられたとか!
試着させていくと、思わぬアクシデント。
「サド侯爵夫人」で使用する重厚感があり妖艶なマント。腕を広げて、気品漂う雰囲気をつくりたいものの、重さに耐えられず腕が重さに負けてしまいます。
そこで、周りを見渡したのが照明担当のNさん。
空いているマネキンの支柱とハンガーの針金を持ち寄り、道具用のポーチから出て来たのが…「ラジオペンチ」。
即興で、肘を支える工夫を施されました。
これも、海外公演等で日本のように容易にものが手に入らない多くの現場をこなしてきた劇団SCOTさんならではの頭の柔軟性が織りなす匠の技ではないかと、もう、脱帽でした。。。
こうして無事に当日を迎えられた衣裳たちを、是非会場で間近にご覧ください。
本プレイベントは、3/1(金)まで。
今後も下記のプレイベントを行います。
・利賀会場
日時 3 月 16 日(土)
場所 富山県利賀芸術公園
詳細はこちら…
https://www.theatre-oly.org/program/pre-event/detail03.php
・黒部会場
日時 6 月下旬
詳細は決まり次第、本サイトでお知らせします。
次回のブログは、プレイベントで初公開となった「PR動画制作の舞台裏」をご紹介できれば。みなさま乞うご期待!
事務局のTでした。