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「ど~んと利賀の山祭り」に行ってみた!

秋の恒例『どーんと利賀の山祭り』行ってみた!
10月20日(土)、21日(日)に開催された「ど~んと利賀の山祭り」をレポートします。

紅葉の山道を通って、利賀村坂上の「そばの郷広場」に着くと、茅(かや)をあしらった合掌型のゲートがお出迎え。
 

11月【南砺市】①茅をあしらった合掌型のゲート.jpg

(茅で作った合掌型ゲート)


実は今回私も、このゲートの茅の刈り取りをお手伝いしました。
山祭りの1週間前に、旧スノーバレースキー場のゲレンデに自生する茅を、山祭り実行委員会の方と3人で、手で1時間以上刈り続けました。

 

11月【南砺市】②ゲートを造るための茅の刈り取り作業の様子.jpg

(ゲートを造るための茅の刈り取り作業の様子)

結構たいへんな作業でしたが、こうしてお客さんに喜んで見ていただけたので満足です。

 

この祭りのメインは、伝統行事「石かち」です。

かつて合掌造り家屋の土台石を突き固めるため地域の住民が総出で行った「石かち」が再現されます。基礎石の上に櫓を組み、中心に据えた木柱を四方から綱を引くことで上下させ、石を突き固めます。綱を引く際に福も引き寄せるという意味合いが込められています。

今年も、「石かち音頭」が歌われる中、「エーヨ、エーヨ」の掛け声も威勢よく、観光客も加わって重さ800㎏の撞木(しゅもく)を引き上げ、大きな石の上に打ち付けると、会場内には「ドーン、ドーン」と重厚かつ勇壮な音が響き渡りました。誰でも一緒に綱引きに参加できるので、会場に一体感が生まれ、福が来そうなとても楽しい体験でした。
 

11月【南砺市】③伝統行事「石かち」の再現.jpg
(伝統行事「石かち」の再現)

11月【南砺市】④「石かち」の櫓の上.jpg

(「石かち」の櫓の上)

 

 

会場内の特設ステージでは、地元のむぎや節保存会や子ども民謡保存会による郷土民謡のほか、よさこい踊り、詩吟、ライブなど多彩な催し物が行われていました。特に、利賀村子ども民謡保存会が披露した「利賀の初午」は、約200年続く利賀の正月行事で国重要無形民俗文化財に指定されていて、とても貴重なものを見せていただき感激しました。
11月【南砺市】⑤利賀村むぎや節保存会による民謡、笠踊り.jpg

(利賀村むぎや節保存会による民謡、笠踊り)

11月【南砺市】⑥利賀村子ども民謡保存会による「利賀の初午」の披露.jpg

(利賀村子ども民謡保存会による「利賀の初午」の披露)

 

物販コーナーでは、採れたての山の幸(なめこなど)・秋野菜(赤かぶ、伯爵かぼちゃなど)が売られ、味覚コーナーは、利賀の新そばやどぶろく岩魚の塩焼きに五平餅、熊汁など、おいしい秋の味覚がいっぱい!新そばの販売ブースには大行列ができました。

ちなみに私は、ざるそば、かけそば、五平餅、熊汁、熊肉焼き、焼き鳥、フランクフルト、たこ焼きを食べ、どぶろくをお土産に買って大満足でした

 

紅葉を見て、山の幸を味わい、民謡を聞き、「石かち」を体験して、まさに利賀の秋を堪能した1日となりました。

 

事務局のNでした!
 

11月【南砺市】さわやか澤さん.jpg