利賀に「新そば」の季節到来!!
利賀に「新そば」の季節到来!!
利賀も11月になると、鮮やかに色づいた山々の紅葉もしだいに色あせ始め、木々の落葉と共に冬の足音が着実に近づいてきます。ちょっと物悲しいこの季節の楽しみと言えば、
「新そば」です。
利賀は、かつて「そばの聖地」とも呼ばれ、今でも多くの畑でそばが栽培されています。
(9月:白い花が咲き誇るそば畑)
(そばの刈り取り作業)
利賀には、手打ちそばを味わえる店が2軒あります。そばが大好きな私は、2軒とも訪れて「新そば」を楽しみます。
1軒目は、天竺温泉の郷のレストラン「麦屋」です。ここの料理長は、利賀地内で本格的な蕎麦屋をやっておられたので、そばについては間違いなし。私は、「もりそば」と「鴨南そば」をいただきました。とれたてのそば粉で打った「もりそば」は風味が豊かで旨みが強く麺だけでも美味しい。また、「鴨南そば」は、焼きネギの香ばしさと甘み、そして鴨肉から出た脂の旨みがだしに広がり、そのだしをまとった新そばをすすると最高にうまい。
お腹が満たされた私は、温泉に入ることにしました。露天風呂に浸かると、向いの山の紅葉と青い空を流れる白い雲がきれいで、しばらく、ぼ~と眺めていました。こころもからだも癒されます。
(天竺温泉の郷 この中にレストラン「麦屋」があります。)
(麦屋のもりそば)
(麦屋の鴨南そば)
2軒目は、利賀そばの郷にある「うまいもん館」です。本格的なそば打ち体験施設も隣接しており、石臼を備えた製粉場があるため、いつでも挽きたて、打ちたてのそばを味わうことができます。「新そば」の季節の休日はかなり繁盛しています。
私は、「ざるそば」と「山かけ月見そば」をいただきました。「ざるそば」は、十割そばで麺のこしが強く、つゆが甘辛で私の好みにぴったりです。「山かけ月見そば」は、とろろと卵を混ぜ合わせ、そばをくぐらせて食べます。食感も楽しく、とても美味しかったです。
(うまいもん館の外観)
(うまいもん館の手打ちざるそば)
(うまいもん館の手打ち山かけ月見そば)
そば好きの私にとっては、こうして「新そば」をいただけることが利賀の大きな魅力です。